作家もののうつわや工芸作品と日々の出来事について
来週13日(土)から寺園証太・吉井史郎 二人展が始まります!
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来週4月13日(土)-21日(日)にて、寺園証太・吉井史郎 二人展を行います!(火曜水曜休み)
個展企画展ページにアップしましたので、お時間ありましたらご覧ください。

<寺園証太プロフィール>
1972年 福岡県生まれ
1991年 岡山県にて大友久氏の登り窯を体験
1995年 日本大学芸術学部写真学科 卒業
1998年 九州産業大学大学院芸術研究科卒業
     伊勢崎競氏のもとで備前焼の基礎を学ぶ
1999年 伊勢崎満・卓 両氏のもとで修業
2007年 岡山県瀬戸内市牛窓の地に独立。登り窯を自作
2011年 初窯

<吉井史郎プロフィール>
1955年 山口県下関市生まれ
1978年 京都府立陶工専門學校卒業
1978年 清水六兵衛に師事
1986年 宇治朝日焼にて修業
1991年 京都亀岡にて未流窯開窯独立


寺園証太さんは、備前の田んぼの土味を生かし、釉薬をかけずに登り窯で12日間かけて焼き上げます。
いわゆる備前焼になりますが、伝統的で重厚な備前焼とは一味も二味も違います。
軽やかで今の生活にすっと馴染む、今すぐにでも使いたくなる備前なのです。

備前焼の作家さんは、だいたい大きな登り窯にて、作りためた作品を1年に1回、もしくはそれ以上の間隔で焼成します。
寺園さんも、4年をかけて大きな登り窯を自作しました。
そして1年に一度ぐらい、その登り窯を焚きます。

一昨日、3月に焼き上がり、窯出しをしている最中ということで見にいってきました。
実際はもうすっかり作品はすべて窯から出終わっていて、盛り沢山の作品の中から、宙での展示用の作品を選んでくださっていました。

焼成している最中は、なかなか温度が上がらないなど不安要素があったようですが、開けてみたら今までで一番ぐらいの焼きあがり!とのことでした。
確かに、良い焼きでいい色が出ているのがわかりました♪

形も、今まであまり作っていなかったという小鉢も数種、そしてコンポ―トなどもあります。
お得意のピッチャーも、小さ目、大き目などふっくらとおおらかな姿で誇らしげな姿で立っていました。
もちろん、片口、ぐいのみといった酒器も、渋くかっこよく上がっています。

写真の角皿は今回の窯のものではないのですが、かりっと薄焼きせんべいみたいで美味しそうですね。
この薄いシリーズで、丸い形のものをゴーフル皿といい、なるほどと思います。


吉井史郎さんも登り窯で焼成しています。
備前焼は土の性質から、ゆっくり温度を上げていって長時間焼くのですが、他の地域の釉薬をかけて焼成する登り窯はもっと短時間で焼成します。
吉井さんは40-50時間ぐらいだそうですよ。

朝鮮の古い焼物から受け継がれた、粉引、三島、刷毛目、斑釉、そして伊羅保、など幅広い技法で制作しています。
玄釉という、吉井さんの顔となるようなツヤ消し黒の釉薬は深みのある黒が渋かっこよくてとても素敵です。
最近まで、げんゆうと読んでしまっていましたが、「くろゆう」と読むそうです。

三島など伝統的な技法でも、吉井さんらしいふくよかな表情を見せます。
押印や線刻をして、白い粘土を埋め込み、削り出して模様を出すのですが、その削り加減などが絶妙でとても素敵です。

土は地元の京都、亀岡の土も使用しています。
独特の粘り気ある土味が面白い表情を見せています。

高台の削りもとても良い塩梅です。
そのような素晴らしい技術をさらりと見せ、飄々とした佇まいに奥ゆかしさを感じます。
渋く、そして愛らしい器たちなのです。

どうぞふくよかな土味のお二人の作品を見にいらしてくださいね。

寺園証太 作
角薄皿
1辺14cm 高さ1.5cm
¥2,000 + tax

吉井史郎 作
玄釉5寸端取皿
径15cm 高さ3.5cm
¥3,200 + tax

※ 吉井さんの器は ♪♪ 宙のOnlineshop ♪♪ にて違う角度からの画像もご覧いただけます。

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