作家もののうつわや工芸作品と日々の出来事について
美の壺
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久々に、福本双紅(ふくもとふく)さんから作品をいただきました!

こちらは茶碗です。

昨年4月にEテレで放送された「美の壺」の「今を映す京の茶碗」で紹介され、作陶風景も放送されていました。

福本さんは主に磁器の焼〆で、茶碗や酒器、オブジェなどを作っています。

こちらは10年少し前ぐらいに始めた技法だと思うのですが、ロクロびきした複数のパーツを窯の中で釉着させる、福本さん独自の技法で作っています。

この茶碗は下のアサガオ形の器と、バングルのようなわっか状態の2つのパーツでできています。
それぞれの一部に釉薬を塗り、バングル形のをアサガオ形の上に置いて、窯の中で焼成します。
すると、上下は固定されていないので高温の窯の中でバラバラに動くのですが、最終的に写真のように良い具合のところでおさまり、器として完成したものです。

窯の中で動きすぎて、上のほうが飛び出たりして、器としては用をなさないものになる時もあります。

磁土の焼き締めのマットな白と、青の釉薬の色の対比がとても美しいですね。

写真だと見えないのですが、アサガオ形の内側は桜色になっていて、その色のバランスも素敵です。

こちらよりもう一回り小振りのものあります。
是非お手に取って見ていただきたい一品です。

尚、福本さんは3月29日まで益子陶芸美術館で開かれている「健在する日本の陶芸ー不如意の先へ」展に出品されています。

そこには何層にも重ねたバングル型がかなり動いて、面白い表情を見せる「雲」などのオブジェ作品がずらりと並んでいるようです。
お時間ある方は是非。


福本双紅 作
茶碗「しののめ」
口径10.3cm 高さ8cm
¥50,000 + tax

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